巧妙化する犯罪の手口
  • ピッキング
    ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に入れ、ドアの錠を短時間で開けるという手口。
    ピッキングに対応した錠でなければ、1分もかからずに侵入されてしまいます。
  • サムターン回し
    ドリルで穴を開け、サムターン(内側のドアロック用つまみ)を強引に回して侵入する手口。
    壊したドアスコープや取り外したドアノブの穴、ドアと壁の隙間などに特殊工具を挿し入れてサムターンを回すこともあります。
  • ドアのこじ破り
    ドアと壁の隙間に、釘抜きのようなL字型をした工具・バールを押し込み、てこの原理でドア錠を破壊して侵入する手口。
    強引な方法ですが、手間がかからず短時間で侵入されてしまいます。
  • ガラス破り
    クレセント(窓ガラスの錠)の周辺を破損し、そこから手を入れてクレセントを回して侵入する手口。
    通常のガラスであれば、わずか10~15秒で破損できます。わずかな留守の間でも安心できません。
  • カム送り解錠
    特殊工具を用いて錠シリンダーを迂回し、直接錠ケース内部に働きかけてデッドボルトを作動させ解錠する手口。
    「バイパス解錠」とも呼ばれています。
  • あなたのお家は大丈夫??
    こんなカギは危険!
    もしご自宅が下記のカギでしたら、
    いますぐ交換をお勧めします。
    危険度
    ディスク・シリンダー(美輪ロック)
    ピッキング犯罪のターゲットとなった代表的なシリンダー。
    市場に約7,000万個が出回っていると言われる。
    犯罪認知件数が数万件を超える最も危険なシリンダーで未だに5,000万個以上が使用されている。
    危険度
    ロータリーディスクシリンダーU9・U(美輪ロック)
    ピッキングが騒がれて、その交換用に推奨されたシリンダーであるが、平成13年上期までに製造された製品は、ドライバー1本で簡単に解除されてしまう危険なシリンダー。
    危険度
    ピン・シリンダー(ゴール)
    ピッキングのターゲットとはまだなっていないものの、構造的にピックガンや電動ピッキングで簡単に解除されてしまう。